大型クルーズ船が初寄港/英国船籍「サガルビー」
英国船籍の大型クルーズ客船「サガルビー(Saga Ruby)」(2万4292㌧、全長191・1㍍)が20日朝、乗客約500人を乗せ初めて宮古島に寄港した。同日午後3時に台湾に向け出航した。外国船籍の大型クルーズ船が宮古島に寄港するのは08年のスーパースター・リブラ以来4年ぶり。
出航時には宮古島クルーズ客船誘致連絡協議会(会長・下地敏彦市長)主催の出航セレモニーが、下崎埠頭で行われ、同客船のデイビッド・ワーデン‐オーエン船長に花束と記念品が贈られた。
ちびっこらんどの子どもたちのエイサーや、北中学校吹奏楽部の演奏で無事な航海を祈念しつつ見送った。
セレモニーで同協議会の豊見山健児副会長は「宮古島は白い砂浜や東平安名崎などの名勝地に恵まれている。宮古島の寄港を思い出していただき、心に残る思い出の旅となるよう願っている」とあいさつした。
ワーデン‐オーエン船長は「前寄港地が上海で気温が2度。きょうは20度。この暖かい気候と皆さんの温かいもてなしに感謝したい。機会があればまた寄港したい」と返礼した。
タクシーで市内を観光したウェブスター夫妻は「植物園の花がとてもカラフルですてきだった」と話した。
バスで市内を見学したガウ‐スミス夫妻は「街も清潔で、お店の人もとても礼儀正しかった。祝日で休みのところが多かったのが残念だが、楽しいひとときだった」と述べた上で「英訳した(宮古島の)地図を渡されたが、建物やお店に英語表示が少ないのであまり役に立たなかったのが残念だった」と感想を述べた。