受診券が保険証と一体化/特定健診
受診の期間拡大へ
2012年度からの特定健診で宮古島市では、これまで対象者に郵送されていた受診券に代わり、国民健康保険被保険者証と受診券を一体化。対象者は一体化した保険証を窓口に提示すれば受診できるようになる。この個人カード化により、医療機関で受診する個別健診がこれまでよりも3カ月早く来月1日に20カ所の医療機関でスタートすることによって、受診率の向上も期待されている。
市福祉保健部国民健康保険課では「保険証との一体化により、受診券が手元にないことで受診を見送るケースが少なくなる。いつでも受診が可能になることから、受診率の向上になると思う」と述べた。
また、受診券と一体化した保険証の取り扱いについて同課では「保険証の受診券部分に特定健診受診日の欄があるが、その部分は医療機関が記入することになっているので個人で記入しないでほしい」と呼び掛けた。
対象者に対して、同課では「40歳以上の国保加入者で職場健診のない方は特定健診を活用してほしい。働き盛りの40、50代男性の未受診者が多いので積極的に受診してほしい」と訴えた。
人間ドック内で特定健診を受診した場合、その費用から健診項目分の6700円相当が差し引かれる。
4月からの個別健診の実施医療機関は宮古島本島と伊良部島の20カ所の病院、診療所等で行われる。
そのほか地区別の集団健診(保健センター、公民館で実施)は7月から伊良部を皮切りにスタート。平良、城辺、下地、上野の順で9月末まで行われる。