花いっぱいの観光地に/西平安名崎
狩俣住民と子どもたちが植樹
「んみゃーち!あぱらぎ西平安名崎緑化運動」(主催・狩俣ボランティアクリーンアップ21)が27日、平良狩俣の西平安名崎公園で行われた。狩俣地区の住民で構成する同団体のメンバーと狩俣小学校の子どもたちがハイビスカスやブーゲンビレアなど花木の苗約1600本を植え付け、地域の緑化推進に貢献した。
全島緑化県民運動の一環で行われ、宮古島市、県、宮古森林組合が後援した。緑化を推進するとともに、西平安名崎に花木を植栽することで観光地としての魅力を高めることが狙い。グリーンコミュニティー支援事業を活用し、森林組合が同団体に花木の苗を配布した。
この日の植え付け面積は約300平方㍍。ハイビスカス約160本、タイワンレンギョウ約250本、ツバキ約100本、ブーゲンビレア約400本のほか、テッポウユリ700本を植え付けた。
作業には同団体のメンバーと森林組合職員、狩俣小の児童約人が参加。児童たちは、大人の手ほどきを受けながら、くわやスコップを使って穴を掘り、一つ一つの苗を大切に扱いながら土の中に埋めた。
狩俣ボランティアクリーンアップ21は、地域の環境美化に取り組む団体。開会式で狩俣定弘代表は「宮古島はエコの島と緑いっぱいの島を目指している。そういう中にあって今回の活動は意義深い。児童の皆さんが植えた苗を大切に栽培して素晴らしい花木に成長させたい」と話し、緑豊かで花いっぱいの観光地の造成に向けて決意を話した。
同団体は今後も西平安名崎公園の緑化活動を推進する。最終的には1600平方㍍の面積に6500本以上の苗を植え付ける予定。同団体が栽培を管理する。