高齢者の生きがいづくり/ひらら大学開講式
1年かけ、芸能学ぶ
平良地区に住む60歳以上の高齢者を対象にした、2012年度「ひらら大学」の開講式が29日、市社会福祉協議会平良支所で行われた。開講式で各講座の講師に委嘱状が交付された。開講式には約160人の高齢者たちが参加し、式後の余興(模範演技)を楽しんだ。
開講式で市長寿介護課の垣花秀昭課長が「皆さんが、講座を通して多くの仲間と切磋琢磨して身に付ける幅広い知識をそれぞれの地域で発揮してほしい」と下地敏彦市長のあいさつを代読した。
市社会福祉協議会の下地信広事務局長は「生きがいづくり、仲間づくりのために1年間頑張ってほしい。芸を身に付けるということは地域の中で活躍できるのでリーダーとして頑張ってほしい」と述べた。
講座は今月から市老人福祉センターを本校として、西原、久松、狩俣、池間、宮古南静園の各分校で開かれる。
同大学は地域の高齢者の生きがいを高め、仲間づくりの輪を広げるため、レクリエーション活動や各種講座を学習することで健康づくりに寄与することを目的に毎年行われている。
講師として委嘱されたのは次の皆さん。(敬称略)
書道=宮城公子(老人福祉センター)▽三味線=波平重夫(同)▽大正琴=砂川寿美(同・西原分校)▽舞踊=久田多嘉子(西原分校)、外間トヨ(老人福祉センター)、根間幸子(久松分校・狩俣分校)、與那城美和(宮古南静園分校)、池田千香子(池間分校)