シーフェスティバル開催/福嶺中
危険生物への救急措置学ぶ
福嶺中学校(宮国敏弘校長)は2日、城辺の新城海岸で「福嶺中シーフェスティバル」(主催・生徒会)を開いた。生徒18人と教諭らが参加。伊良部島白鳥崎沖で起きた女性ダイバーの死亡事故を受け、海の危険生物に刺された場合の救急措置を学んだ。クリーン活動のほか、6人7脚競技やアヒルリレー、綱引き大会、大相撲新城場所、シーカヤックリレーなどで歓声を上げていた。
海洋の環境問題や海辺の危険生物について知識を新たにするとともに先輩と後輩の絆を深めることなどが目的。
生徒たちは、保健体育科の「水辺活動」学習で1時間、保健・安全講話「海洋危険生物教室」で1時間、総合学習の地域の自然に触れる学習(ユートピアプロジェクト)で2時間の計4時間かけて学習した。
同教室には、ダイビングショップ代表の新村一広さんが講師に招かれ「海辺に住む危険生物・宮古島の海浜と環境」について講話した。
新村さんは「海の有害生物にハブクラゲがおり、頭の大きさは拳大。刺された場合は、刺された部分に酢をかけるのが有効。今の時期のハブクラゲは小さいので、クラゲ防止ネットからも入ってくるからネットの中が安心とは言えない」と述べた。
その上で「危険生物に刺された時は、お医者さんの所に行くこと。また海でけがをした時は消毒すること。自分の命は自分で守ってください」と強調した。
開所式で、宮国校長は「海の危険生物には、いつも気を付けること。今日は先輩・後輩が仲良く楽しんでください」と激励した。