「手作り市」にどっと/七原コミュニティーセンター
「HAPPY 手作り市」(リトルボヌール主催)が3日、平良の七原コミュニティーセンターで行われ、親子連れや若者たちでにぎわった。
公民館の地域活用とハンドメードを楽しむ人たちの発表の場を提供しようと昨年からスタートした。
今年は17ブースが参加、手作りの雑貨をはじめ、マッサージやネイル体験などもあり、参加者はさまざまな形で楽しんでいた。
参加した本村亜矢子さんは「インターネットでこの市のことを知った。既製品にない温かさがとても良い。私も手帳カバーやのれんなどを作るが、参考になる」と話し、一つ一つの商品を手に取ってじっくりと眺めていた。
中には、被災地への募金活動もあり、『じしんからかぞくを守る本』のイラスト・レイアウトに関わった山田光さんは、岩手県大船渡の被災者が作ったゾウの壁掛けタオル「まけないぞう」などを販売した。山田さんは「日がたつにつれ被災地のことが忘れ去られようとしている。これからもみんなで支え合うことが必要」と話した。
主催者の与那覇則子さんは生地などを使ったハンドメードの指導者として長年多くの生徒たちを育ててきた。「作ってもこれまでは発表の場がなかった。一人ではできないことが、こうして集まることで楽しいワンデーストアができる。これからも仲間を増やしていきたい」と語った。