社会・全般
2012年5月11日(金)9:00
黒糖入りマドレーヌPR/宮総実生物生産科の生徒ら
「甘さ控えめでおいしい」
「黒糖の日」の10日、宮古総合実業高校生物生産科植物生産コースの生徒8人は、実習で製造した黒糖と黒糖の粉を使ったマドレーヌをPRした。マドレーヌは杉山光君(3年)の父で「パパのケーキ」を営むプロの正博さんの指導を受けて作った逸品。試食した客らは「甘さが控えめでおいしい。黒糖の風味がちゃんと出ている」と高く評価した。
黒糖作りは地域の伝統物産である黒糖の製造技術継承と、サトウキビの付加価値向上を目的に、3年前から行っている。マドレーヌには、黒糖を袋詰めにする過程で出てくる粉黒糖を有効活用した。
杉山君は「改良を重ねて完成させた。黒糖の味と風味を出すのが難しかった。みんなで作ったことがうれしい。大ヒットしてほしい」と笑顔だった。
生徒たちは午後には砂川保育所を訪ね、マドレーヌを「3時のおやつ」として園児たちにプレゼントした。