政治・行政 社会・全般
2012年6月2日(土)9:00
9年連続刑法犯減少/安全なまちづくり推進協
地域、警察1体の防犯活動奏功
2012年度の宮古かぎすま安全なまちづくり推進協議会(会長・下地敏彦宮古島市長)が1日、県宮古合同庁舎で開催された。11年の刑法犯認知件数は386件と、ピークだった02年の792件と比べ、半減した。減少は9年連続。宮古島署は要因に地域、警察が一体となった犯罪抑止活動を挙げた。
具体的には「こども110番の家」設置拡充や防犯ボランティアの委嘱、青色回転灯装備車両を活用したパトロールの実施-などが功を奏していると分析した。
一方、12年4月末現在の犯罪認知件数は前年同期と比べ11件増の38件と、減少傾向に、赤信号が点った。自転車盗14件や空き巣8件、車上ねらいの8件が目立って多い。警察は犯罪防止への一層の連携強化を呼び掛けた。
12年度の事業計画には新規に「安全な街づくり・防犯カメラ拡充事業」が盛り込まれた。
公共空間(学校・通学路・公園・駐車場など)における犯罪の未然防止や安心感醸成を目的とする。アンケート調査では、防犯カメラの設置を望む自治会は、50%に上った。