エコキャンドル作りに挑戦/福嶺小児童
慰霊の日ライトダウンに向け
福嶺小学校(池村康男校長)で11日、放課後子ども教室に約20人の児童が参加して、6月23日の慰霊の日ライトダウンに使うエコキャンドル作りに挑戦し、色とりどりのエコキャンドル約100個作った。
児童たちはキャンドルを着色するためにくれよんを削り、凝固剤を加えて温めた食用の使用済み油に入れて溶かした。思い思いの色に染まった油を見て「きれい。もう少しこの色入れようか」と楽しそうに挑戦していた。
溶かした油をいろいろな型に入れ、油をしみ込ませたたこ糸でキャンドルの芯を作り完成させた。
砂川英里香さん(5年)は「くれよん削ったり、いろいろ混ぜたりが面白いし、自分の好きな色のキャンドルができるのが楽しい」と油をかき混ぜていた。
キャンドル作りを指導した市福祉保健部生活福祉課の砂川英之さんは「慰霊の日には多くのお店で使います。たくさん作って一つは持ち帰り、慰霊の日に自宅でともしてください」と話した。
市は毎年6月23日に慰霊の日ライトダウンを実施している。今年で4回目。このイベントはライトダウンを通して、悲惨な沖縄戦を風化させないことと、自然やエコについて共に考える機会を持つことを目的として実施している。ライトダウンは慰霊の日の正午からと午後8時から。
今年はスーパーや飲食店などからすでに約30店舗がライトダウンを行うと市に申し込みがある。市はさらに多くの店舗の参加を呼び掛けている。