社会・全般
2012年6月16日(土)9:00
台風接近で対策急ピッチ
収穫直前のマンゴー農家
マンゴー農家は、収穫直前の台風接近情報に危機感を募らせ、台風対策を急ピッチで行っている。ユートピアファーム(上地登代表)のマンゴー園では15日、6人の職員が強い風の被害を緩和するための袋掛け作業に追われた。台風は、18日に先島地方に近づく見込み。職員らは土、日も休まず、ぎりぎりまで作業を続けるという。
昨年は5月に2個の台風が接近。収穫の約2カ月前と約1カ月前だったが、果実に傷が付き、規格外品が多く発生した。今年は収穫開始まで2週間と、熟して落下しやすい時期の台風のため、強い風が吹いた場合、被害は昨年以上になるとみている。
職員の小沢孝明さんは「不作に台風被害が重なれば、大幅減産になる。宮古を逸れてほしい」と願った。