「ガザミ放流楽しかった」/東風平小・狩俣小
離島体験交流で153人来島
県が実施する沖縄離島体験交流促進事業の一環として八重瀬町の東風平小学校から5年生4クラス153人が2日、2泊3日の日程で来島。宮古島観光協会とNPOいけま福祉支援センター、狩俣マッチャーズが受け入れ窓口となり、池間と狩俣地区で民泊をしている。2日目となる3日は、狩俣小全校児童35人と東風平小5年4組38人との交流会が行われ、海の生物観察などを行った。
東風平小5年4組の児童たちは民泊先から狩俣小に集まった。狩俣小の野原敏之校長は歓迎のあいさつを述べるとともに「今回は海の生き物の調査などを行う。ぜひ楽しんで、今回の交流を機会に今後も交流していきましょう」と呼び掛けた。東風平小5年4組担任の大城順子教諭は「宮古島の海と空を見て感動している。海のことをたくさん教えてください」とあいさつした。
両校児童による学校紹介が行われ、それぞれの良い所などを発表した後、海の危険生物について勉強し、小学校近くのビーチへと移動した。
児童は9班に分かれ、干潮で潮だまりがあちこちに現れたビーチで海の生物を探した。色鮮やかで小さな魚を見つけては歓声を上げたり、カニや貝、ナマコなどを手にとって観察したほか、タイワンガザミの稚魚約3000匹の放流も行った。観察終了後、両校の児童たちは「ガザミの放流ができて良かった」や「交流が楽しかった」、「また会えるのを楽しみにしている」など交流会の感想について発表した。
東風平小の奥浜佳南さんは「カラフルな魚がたくさんいて、特に水色の魚が一番きれいだった。宮古の海はとっても透明で、海の底まできれいに見ることができた。とても楽しかったので、機会があればまた来たい」と笑顔を見せた。