学校給食の大切さ実感
親子でクッキング教室/伊良部
学校栄養士による家庭・地域と連携した食育実践講座「夏休み親子クッキング教室」(主催・県学校栄養士会、公益財団法人学校給食会、後援・伊良部小学校PTA母親部会)が4日、市伊良部公民館で開かれた。親子連れら20人余が参加。地元の食材を使った手作り給食料理5品に舌鼓を打ち、学校給食の大切さを実感した。同講座が宮古で開かれたのは今回が初めて。
学校給食への理解を深めるとともに、「自己管理能力を身に付けた児童の育成」と「食に関する意識の高揚」が目的。
調理献立は▽紅芋ごはん(主食)▽カツオ入りかきあげ(主菜)▽パパイアサラダ(副菜)▽とうがんとアーサのみそ汁(汁物)▽ドラゴンフルーツゼリー(牛乳)の5品。地産地消の拡大につながることから、地元で収穫された食材を活用した。
参加者らは、力を合わせて給食料理に挑戦。てきぱきと料理をこなし、食欲をかき立てる香りが辺りに漂っていた。
母親部会副部長の上原千代子さんは「親子2人で参加した。栄養のバランスを考えて料理を作ったので、美味しかった。家庭の献立にしたい」と語った。
参加した伊良部小6年の親泊羅沙さん、同5年の平良美夢さんと武富媛花さんは「料理がとても美味しかった。2学期からの学校給食が楽しみ」と感想を話していた。