「純と愛」主題歌決まる/NHK沖縄
HY歌う「いちばん近くに」
【那覇支社】今年10月1日から放送予定の宮古島と大阪を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「純と愛」の主題歌発表が17日、那覇市のNHK沖縄放送局で行われた。主題歌は沖縄出身のグループHY(エイチワイ)が歌う「いちばん近くに」に決定した。
記者発表でHYは「歌に込めた思いは、信じるという力。この歌を通して一人でも多くの人が自分の心に素直になって歩いて行けるような、そんな歌になることを願っている」とのコメントを発表した。
同ドラマ制作統括の山本敏彦チーフ・プロデューサーは「出てきた曲が全部良くて選ぶのに困った」と選考過程で苦慮したことを述べた上で、「この曲に出会えて良かったという感動を抱いた。歴代の朝ドラ主題歌の中でナンバー1。沖縄だけでなく全国、世界に響く曲になる」と絶賛した。
また、ヒロイン純役の夏菜さんは「最初に曲を聞いたとき鳥肌が止まらなかった。純と愛のストーリーが全部歌の中に入っている。純の気持ちも全部凝縮されていて、本当に毎日聞いている」とのコメントを寄せた。
HYはメンバーの出身地うるま市与那城「東屋慶名(ひがしやけな)」のイニシャルに由来し命名した男女5人組のアーティスト。高校時代の延長で2000年にバンド結成以降、北谷町でストリートライブを展開するなどして音楽活動を続け、01年にファーストアルバム「Deprture」をリリースするとオリコンチャート初登場連続4週1位というインディーズバンドとしては史上初の偉業を達成した。
10年にNHK紅白歌合戦に初出場し、沖縄の日本復帰40年となる今年、NHK沖縄放送局の復帰40年企画テーマソングで、視聴者から寄せられたメッセージをもとに「タイムカプセル」を制作した。