旧暦七夕で運動会/伊良部・仲地
あひる競争に歓声
第26回伊良部・仲地たなばた運動会(主催・同実行委員会)が24日、伊良部運動公園で開かれた。住民らは、足ヒレを着用した「あひる競争」など趣向を凝らした多彩な種目を満喫。交流の輪が広がった。
この日は旧暦の七夕。住民らは、昔からの仕来りで本家の家や墓でごちそうを供え、子孫繁栄や無病息災などに感謝。祝宴を楽しんだ後、運動会に参加した。 開会式で、大会長の山里英也仲地区長は「立派な運動会にしよう」とあいさつ。来賓の下地敏彦市長と市教育委員会の川満弘志教育長がそれぞれ激励のあいさつを行った。
全員がラジオ体操で体をほぐした後、小学男女などの100㍍で幕開け。婦人部リレーや砲丸投げリレー、婦人部障害物競走、俵担ぎリレー、親子三代リレーなどと続いた。
最後は、伊良部対仲地の綱引き大会を実施。互いに両地区のさらなる発展を願って引き合った。
たなばた運動会 戦前の1935年前後、旧暦7月7日(方言呼称なんかづつ)に、午前中は墓参りを済ませ、午後から干潮時を利用して運動会が実施された。当時は「なんかづつ運動会」と称していた。太平洋戦争勃発後の42年ごろに中断し、終戦後の63年ごろに伊良部村陸上競技大会の予選を兼ねて復活した。その間、諸事情で中止の年があった。