社会・全般
2012年8月26日(日)9:00
キビ植え手伝い頑張る/夏休み、子どもたちが奮闘
「大いに助かる」と両親感謝
夏休み終盤となった25日、サトウキビの夏植えを手伝う子どもたちが各地で見られた。城辺西城学区長南の田名清記さん(49)の畑では長男の壮一郎君(宮古総実高校3年)と、おいの寄川騰冶君(西辺中2年)、田名まさむね君(西城小2年)が暑い中、頑張った。キビ植えを手伝う子どもたちの姿は宮古の夏の風物詩。3世代が住む大家族だったころ、そうした光景は多かったが、現在は核家族化や少子化、作業の機械化が進み以前と比べ減った。
田名さんは耕運機を使って畝を立て、母作和子さんは苗作り。子どもたちは苗を畝間に落とし土をかぶせる作業をした。
年長の壮一郎君はてきぱきと作業をこなし、後輩に手本を示した。「作業は大変だが、やり遂げた時の充実感は何とも言えない」と笑顔だった。
謄冶君は、おしゃべりしながら親戚そろってのにぎやかな作業を楽しんでいる様子だった。
田名さんは「大いに助かる」と、子どもたちの張り切りぶりに目を細めていた。一汗かいた後は、親戚約10人そろってバーベキューで楽しんだ。