駆け込み客どっと/市内スーパー
台風14号の影響で品薄に
旧盆の迎え日を2日後に控え忙しさを増した市内のスーパーは28日、台風14号の影響による品切れを懸念した駆け込み客がどっと訪れ混雑した。果物や肉、中元ギフトなどが飛ぶような売れ行き。店員たちは「置いても置いても間に合わない」とうれしい悲鳴を上げていた。
琉球海運の宮古への船便は21日に着き、その後、台風15号の接近に伴い3便欠航した。同社は、29日那覇発の臨時便を予定しているが台風14号の再接近で、運航が可能かどうかはっきりしていない。
南西海運は、台風の状況次第で29日午前5時の那覇発を予定しており、その通りにいけば同日午後5時ごろ到着する。
あるスーパーを訪れた63歳の主婦は「台風が気になり、早めに買い物に来た。目当ての品は、みんなそろった」と一安心の様子。買い物かごは、リンゴやブドウ、パイナップル、オレンジなど、仏壇に供える品でいっぱいだった。
別のスーパーでは、豚肉が飛ぶように売れた。店員によると、売れ行きはいつもの日の約4倍。買い求めた主婦らは「台風の影響による品切れが心配なので来た」と一様に話した。
50歳の主婦は、缶詰セットなどの中元ギフトを15個買った。費用は約2万円。「負担はあるが、世話になった人に感謝の気持ちを届けると心が和む」と笑顔で話した。
店員によると、シーチキンや食用油など1000円程度のセットがよく売れている。米セットも相変わらず人気が高い。