「校歌は一つ、大切に」/砂川小創立記念
元校長の宮里さん講話
砂川小学校(新里二男校長)は5日、創立104周年記念に同校元校長の宮里久男さんを講師に迎え、校歌について記念講話を行った。宮里さんは「校歌は学校に一つしかない大切な歌。一人でも大きな声で歌えるように歌詞を覚えてほしい」と話し、校歌の大切さを説いた。
宮里さんは「校歌は学校のある場所やその様子、学校がいつできたか、どのような学校であってほしいか、しっかりと勉強して社会の役に立つ人になってほしいという内容が多い」と話した。
また、一時は校歌が難し過ぎるという指摘から、新たな校歌を定めてはという話も持ち上がったことがあったが、卒業生から「今さら新しい校歌は覚えられない」などの意見が出て立ち消えになったという話も紹介した。
さらに、宮里さんは校歌の歌詞に触れ、砂川小学校の学区は友利、砂川、下里添の3集落で校歌の3番にある「友利、砂川や下里添、かなえのごとくたちならび、一家のようにことならず」とあるのはこの3集落で学校が支えられているという意味であることなどを説明した。
講話後、児童会長の徳田莉子さん(6年)が「講話の中で特に心に残ったのは『かなえ…』の部分で、3集落が砂川小を支えているのはすごいと思った。意味を考えながら運動会でも一生懸命歌いたい。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。