「元気で楽しい人生を」/盛大に健康長寿祝う
城辺など3地区、南静園で敬老会
宮古島市が主催する敬老会が13日、城辺、下地、上野の3地区と国立療養所宮古南静園で実施された。下地敏彦市長をはじめ、多数の来賓が出席し、宮古圏域の発展に尽力した地域の先輩方の末永い健康と長寿を願った。
城辺地区(1923人)
城辺地区の敬老会は午後3時30分から城辺公民館で行われ、宮古島市をはじめ県議や市議、自治会長ら多数の関係者が来場して1923人の長寿を祝った。同地区で今年敬老会入りした高齢者は計67人。
式典の部で下地敏彦市長は「城辺には元気な70歳以上がたくさんいる。これからも元気で楽しい人生を送りながら、子や孫、何より自分のために頑張っていただきたい。宮古島市も頑張りますので、皆さんの知識と経験を教えてほしい」と話して祝福を込めた。
宮古島市議会の平良隆議長は「皆さんが長生きすることで、城辺地域はますます発展する」と期待。座喜味一幸県議は「激動の時代を乗り越えながら私たちを育ててくれた皆さんに心から感謝します。先輩方の苦労をしっかりと子や孫に伝えたい」と述べた。
新70歳を代表して根間多賀生さんが「先輩の皆さんの指導のもとで年齢を重ねていきたい」と話した。
式典後は余興の部が開かれ、保育所の園児や婦人会が踊りを披露し、1923人の長寿を祝った。
下地地区(748人)
下地地区の敬老会は下地農村環境改善センターで開かれ、参加したたくさんの年寄りたちを地域全体で盛大に祝福した。舞台では婦人会や子どもたちによる各種余興を行い、地域のお年寄りたちと楽しい時間を過ごしながら、長寿と健康をあやかった。
下地地区の70歳以上の敬老者は748人(男性295人、女性453人)。100歳以上は4人(男性2人、女性2人)で最高齢は104歳。新会員は34人(男性12人、女性22人)。
主催者を代表して下地敏彦市長が「7月に与那覇湾がラムサール条約に登録されたのも皆さんが地域で頑張ってきたおかげ。市としてもこれから皆さんが住み慣れたこの地域でいつまでも元気で安心して暮らせるように高齢者福祉の充実強化に取り組みたい」とあいさつした。
そのほか、平良隆市議会議長と座喜味一幸県議会議員が、お年寄りたちのさらなる健康長寿と、市の発展に対する今後の支援と協力を呼び掛ける来賓祝辞を行った。
新会員を代表して川満廣俊さんは「皆さんの仲間入りができてうれしく思う。これからも元気で明るく楽しい毎日が遅れるよう頑張りたい」と抱負を述べた。
舞台で、下地保育所の園児や地域の児童生徒らが、元気な踊りを披露すると、年寄りたちは笑顔で大きな拍手を送っていた。