来間さん「マラソンの歌」披露/しまくとぅば 語やびら大会
ミャークフツに会場沸く
【那覇支社】県条例で定めた9月18日の「しまくとぅばの日」にちなみ、県内各地の代表がそれぞれの地域の方言で、身の回りの出来事や昔話などを話す「第18回しまくとぅば語やびら大会」(主催・県文化協会)が15日、読谷村文化センターで開催された。宮古地区を代表して来間清典さん=上野高田=が「マラソンの歌」を披露。独特でユニークなミャークフツの表現に会場は沸き返った。
今年の大会は北は今帰仁村から南は石垣島まで計27組35人が出場。それぞれの「お国ことば」で、さまざまな出来事を表現した。
来間さんは今年6月にマティダ市民劇場で開催された第19回「鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会」の優勝者。故郷上野高田の青年がマラソン大会に出場し、毎回ビリの地区の汚名を返上すべく奮闘する様子をおもしろおかしく方言で表し、同大会で絶賛された。
しまくとぅば大会でも歌を織り交ぜながら発表し、会場から大きな拍手でたたえられた。来間さんは「こんな素晴らしい大会で発表できて、とても幸せ。宮古には、すごい格言やことわざ、歌詞が多くあるので、普及に努めていきたい」と話していた。