医師不足解消を要請/宮古病院
ゆうかぎの会など4団体
ゆうかぎの会(離島のがん患者の支援を考える会)の代表・真栄里隆代さんらは27日、市平良庁舎で下地敏彦市長と平良隆市議会議長に、宮古病院の医師不足解消を求める要請をした。要請には乳がん患者の会まんま宮古の深澤麗子会長、砂川香さん、日本オストミー協会沖縄県宮古支部の下地一正支部長や亀浜玲子市議らが同席した。
下地市長は要請に対し「医師の確保については脳外科を中心に県に要請してきた。新たな県立病院も建設されている。しっかりとした医療体制が必要なので知事に対しても要請していく」と答えた。
平良議長は「今定例会で意見書の採択ができるよう努力したい」と述べた。
主な要請内容は▽宮古病院の医師不足を一日も早く解消し、住民が安心して生活できるよう県に要請する▽県立病院に医師不足の事態が生じないよう、宮古島市が県に対して医療福祉体制を整えるよう要請する▽将来を想定し、医師確保のための市独自の施策を展開する▽宮古出身の医師が育つよう市が予算措置を講ずる-など7項目。
下地市長は「議会の意見書採択とともに、市も県にさらに要請をすすめていく」と話した。