市が警戒本部を設置/台風17号
各庁舎は午前に閉庁
宮古島地方に暴風警報が発令された28日午前6時10分、市では長濱政治副市長を本部長とする市災害警戒本部を設置。同8時30分から台風対策会議を開き、宮古島地方が正午ごろに台風17号の暴風域に入る見込みであることから、午前10時に市役所各庁舎を閉庁することを決めた。
市では暴風警報発令中における職員の勤務について、台風の勢力、進路、速度を勘案して2時間以内に暴風域に入ることが予測される場合または路線バスの運行が停止の場合のいずれか早い方をもって職務停止とすることを定めている。今回は午前8時30分時点で、路線バス会社2社のうち1社は運行していたが、正午ごろ宮古島地方が台風17号の暴風域に入ることが予想されたことから、台風対策会議ではその2時間前の午前10時から職務を停止し、市役所を閉庁させることを決めた。
市防災危機管理係では午前9時10分から防災情報システムを使って、台風17号が29日未明に宮古島へ最接近する見込みであることから十分な台風対策を行うよう市民に呼び掛けた。
長濱副市長は「台風の進路を見る限り、台風17号が宮古島に来ることは間違いない。しかも勢力が大きい。昼ごろには暴風域に入るとのことだったので、定めに従いその2時間前の10時に閉庁する判断をした。職員の安全はもとより、市役所が開いていると来てしまう市民がいるので、市役所利用者の安全を考えて閉庁を決めた」との考えを示した上で「台風が過ぎ去るまでは自宅から出ないようにしてほしい」と市民に注意を呼び掛けた。