空の便 欠航相次ぐ/台風17号
空港混雑、3400人に影響
大型で非常に強い台風17号の影響で、宮古空港発着の空の便は28日、琉球エアーコミューター(RAC)、全日本空輸(ANA)とスカイマーク(スカイ)の全便が欠航するなど大幅に乱れた。日本トランスオーシャン航空(JTA)は午後に宮古空港を発着する12便が欠航。この航空4社の欠航で約3400人の足に影響が出た。
宮古空港は予約の振り替えの手続きをする利用客で、空席待ちカウンター前には一時長い列ができた。
友人と宮古島にダイビングを楽しみに来ていた元木克明さん=神奈川県横浜市=は「29日から仕事なので、何とか、便を早めて帰りたい」と空席待ちの呼び出しを待っていた。
29日の宮古発着便はANAが5往復全便、SKYが3往復全便の欠航を決めている。JTAとRACは29日の天候状況を見ながら、運航を決めるとしている。
海上大荒れ全便欠航/伊良部への旅客船など
大型で非常に強い台風17号の影響で、海上がうねりを伴う大荒れになっていることから、宮古本島と周辺離島を結ぶ旅客船とフェリーは28日、全便欠航した。利用客約1000人の足に影響が出た。29日も全便欠航の見通し。
各船会社とも天候の回復状況を把握した上で、運航再開を判断する。
伊良部や多良間のスーパーなどでは、事前に台風17号の襲来に備え、生鮮食料品や冷凍食品、精肉類は普段より多めに仕入れていた。
平良-伊良部間では、はやて海運の高速旅客船往復、フェリー7往復が欠航した。宮古フェリーの高速旅客船12往復、フェリー6往復が運休した。
平良-多良間を結ぶフェリーが1往復、島尻-大神間の旅客船が5往復それぞれ欠航した。