社会・全般
2012年9月30日(日)9:00
農業用水、再び停止/平良西原
送水管が剥き出し
平良西原の県道83号の歩道に埋設されていた農業用水の送水管の一部が剥き出しの状態になっていることが29日に確認された。台風号の影響で土砂が地滑りを起こしたものとみられる。宮古土地改良区は同日朝に農業用水の送水を停止。天候が回復次第、再び復旧作業を行うとしている。
現場は平良西原の真謝漁港入り口から南静園方面向けに数百㍍の地点。8月の台風接近に伴う大雨などで歩道や斜面が2度にわたって崩落した部分で、今も復旧工事が行われている。地中の送水管は2度目の崩落の際に折損した。
送水管を管理する土地改良区は今月14日までに復旧工事を終えて農業用水の送水を再開していたが、今回再び送水管を覆っていた土砂が滑って剥き出しの状態になったとみられる。
送水管に損傷はないものとみられるが、土地改良区は剥き出しの状態で送水を継続した場合、管が破損する恐れもあるとして29日朝に送水を停止した。
復旧作業は天候の回復を待って行うが、早ければ週明けにも農業用水の送水は再開される見通しだ。