「アットホームこころ」落成
全個室の有料老人ホーム
福祉事業会社「和」(下地弘晃社長)が運営する有料老人ホーム「アットホームこころ」の落成式典と祝賀会が30日、大勢の関係者を招いて開催された。部屋数は38室。快適に過ごせるよう全部屋を個室にした。敷地面積6600平方㍍、延床面積が2000平方㍍と広い。食堂や浴室、デッキなどはスペースをゆったりと取った。きょう1日にはデイサービスも開始する。全室にナースコールを設置し介護職員の24時間対応や巡回、緊急対応を万全にした。
式典で下地社長は「地域に密着した明るいホームとして入所者の尊厳を尊重し、アットホーム的な心で親切なサービスを提供することで、心身ともに充実した生活が送れるよう、施設運営に努力する」と式辞を述べた。
下地敏彦市長は「家族形態の変化に伴い一人暮らしの高齢者や高齢者のみ世帯が年々増え、在宅サービスを利用しても、家族が介護を支え切れない現実が多く出てきている」と介護の問題点を指摘。高齢者が安心・安全な生活を継続するためには入居施設の充実が必要とし「アットホームこころ」にその一端を担うよう期待を込めた。
祝賀会は与那覇勝枝さんによる「かぎやで風」で幕を開けた。
共和産業の下地義治社長と日進電気土木の川満建助社長が乾杯の音頭。宮古高校吹奏楽部が、力強い演奏で盛り上げた。有志らが日舞やフォークダンス、三線演奏などを披露。最後は全員で漲水のクイチャーを踊り締めくくった。