対策の在り方案で協議/第3回平良港地震津波防災協
年度内の策定目指す
東日本大震災を受け、宮古地区で地震・津波に対応するシステムと体制の構築を目指して、港湾に関係する官民の代表で構成する「平良港地震・津波防災対策検討協議会」の第3回会合が14日、平良港ターミナルビルで行われた。
今回は、第2回会合において出された「平良港における地震・津波対策の在り方(案)」についての意見を受けて修正された同案が示され、それについてメンバーが意見を出し合った。
今回の協議では、同案の「災害対応力の強化」の項目で「漲水地区第一ふ頭のエネルギータンク周りをコンクリート壁で囲う等」や「防波堤等の設計が台風時の波浪となっていることから、設計外力を超える津波が来襲した場合」などの文言が追記された。
そのほか、最大クラスの津波への対応で「庁舎の耐震化」となっている点について、「津波への対応なのに『耐震化』となっていることに違和感を感じる」との意見が出され今後、修正することとなった。
今後修正した案について確認する第4回の会合を開く可能性もあり、修正案の確認を踏まえ年度内には同案の策定を目指している。