真喜屋さんの大臣表彰祝う
「初一念一筋に」の出版祝賀会も
真喜屋精神神経科院長の真喜屋浩さんの厚生労働大臣表彰と回顧録「初一念一筋に」出版記念の祝賀会が19日、市内の会館で開かれ、この日のために東京から駆け付けた宮古島出身で囲碁棋士四段の知念かおりさんら大勢の関係者が集い、真喜屋さんの出版と表彰を祝った。
真喜屋さんは1996年に生活保護行政の運営に貢献したとして厚生大臣表彰を受けている。今回の厚労大臣表彰は2回目の大臣表彰になる。
発起人を代表して下地康嗣さんが「高校同期のよしみで喜んで発起人を引き受けた。2回の大臣表彰受賞はめったにないこと。きょうは回顧録の出版もかねて皆さんと祝い、喜びたい」とあいさつした。
真喜屋さんは「大学を卒業し、しばらく研究活動をしようと思っていた。宮古島が医師不足と知り、宮古病院に勤務し、精神医療を軌道に乗せることができた。これが表彰につながったと思う。これは私一人の表彰ではなく、当時一緒に仕事をした皆に贈られたもの。私とこの喜びを共にしてもらえればこれ以上の喜びはない」と述べた。
前宮古島市長の伊志嶺亮さん、下地敏彦市長、知念かおりさんの乾杯の音頭で真喜屋さんの受賞と出版を祝った。