18人の門出を祝福/多良間村で成人式
【多良間】多良間村(下地昌明村長)主催の2013年成人式が4日、村中央公民館で開催された。成人式を迎えたのは18人(男性10人、女性8人)。父母や恩師、来賓らが新たな門出を祝い、未来へ大きく羽ばたくよう祈念した。若者たちは、独り立ちするこれからの人生に決意を新たにした。
新成人たちは羽織はかまや、背広、振り袖の晴れ姿で会場を彩った。
式典では、下地村長が記念品を一人一人に贈呈した。
あいさつで下地村長は「大人としての自覚をしっかり持って精進を重ね、他人ため、地域社会のために役立つ人材になってほしい」と期待。不況や就職難を乗り越えて夢を実現するために「理想を高く掲げ、まい進を」と激励した。
豊見城玄淳副議長は「先輩や友人を大切に、責任と誇りを持って夢へ前進してください」と門出を祝う言葉を贈った。
新成人代表の安里太志さんは「今の不景気の中で政治や経済への関心と大人としての自覚を持ち、社会に貢献できるよう日々小さなことから努力したい」と決意を述べた。
仲井眞弘多知事から「平和で豊かな沖縄を築くために、新成人一人一人がチャレンジ精神で新たな世界を切り開いてほしい」とメッセージが寄せられた。
祝賀会は、多彩な余興や乾杯の音頭などで盛り上がった。若者たちは、古里での久々の再会を喜び合っていた。
全国各地で成人式が開催される「成人の日」は、毎年1月の第2月曜日(今年は14日)。近年宮古では、若者たちの正月里帰りと合わせ、年明け早々に行われるようになった。