緊急性低い通報4割/宮古島署管内
きょう10日は「110番の日」。宮古島署(宮城英眞署長)は9日、2012年1年間の同署管内の110番受理件数と受理区分、状況を発表した。通報件数は3406件で前年の3384件から22件増加した。このうち「要望、苦情、相談」が全体の約11・3%に当たる384件、「各種照会」が同じく約28・4%の969件と合わせて全体の約39・7%を占めている。同署は110番回線確保のためにも、緊急性のない通報や相談などは宮古島署の代表電話(0980・72・0110)か、県警察本部の相談電話「#9110」を利用してほしいと呼び掛けている。
110番受理件数で最も多いのは「各種照会」、次いで「交通関係」が全体の約13・4%「酔っ払い」が約11・8%を占めた。
宮古島署の代表電話への直接通報は3697件で、110番の件数と合わせた総受理件数は7103件だった。11年の7242件に比べ139件減少した。1日平均の受理件数は19・5件。
総受理件数を区分別に見ると、「要望・苦情・相談」が最も多く1349件で全体の約19%、次いで路上寝など「酔っ払い」に関する通報が1035件で全体の約14・6%だった。
「酔っ払い」通報1035件のうち「路上寝込み」が733件で前年比157件増で、「酔っ払い」通報の約70%を占めている。「けんか口論」は447件で前年比で53件増加している。
宮古島署は「けんか口論」は飲酒に絡んだものが多く見られるため、節度ある飲酒をしてほしいと呼び掛けている。
交通事故や迷惑駐車などに関する通報を含む「交通関係」は全体の約14・1%を占める1000件だった。
同署は「110番の日」にちなみ、正しい使い方を広報、啓発するためきょう10日、サンエーショッピングタウン宮古衣料館前で警察車両の展示、体験乗車やチラシ配布を実施する。