04/18
2025
Fri
旧暦:3月21日 大安 丁 
社会・全般
2013年1月17日(木)9:00

過去2番目多い1339万㌧/地下ダム水使用量12年

干ばつ影響、4087㌶の畑潤す


 2012年の地下ダムの水使用量は前年より39万㌧(3%)増えて1339万㌧に上ったことが、宮古土地改良区のまとめで13日までに分かった。過去6年間では、09年の1533万㌧に次いで多い。7月と10月に干ばつ傾向となり、使用量を押し上げた。地下ダムの水は現在、水を引く予定の畑約8200㌶の半分の4087㌶を潤している。


 宮古土地改良区によると、6月22日~7月16日まで、25日間少雨傾向が続き、サトウキビ畑のスプリンクラーがフル稼働した。月別の水使用料は7月の417万㌧が最も多く、年間使用量の3割を占めた。日別では7月16日の22万4000㌧が最大だった。

 農業用水は砂川、福里両ダムと仲原流域から揚水している。砂川の貯水率は7月25日に91・2%まで下がり、ほかの2カ所はほぼ満水だった。

 同改良区は干ばつ時のキビへのかん水は週に1回、10㌃当たり30㌧を指導しているが、中には2、3回かける人もいるという。

 同区では「キビは水を使い過ぎると、根の張りが浅くなり、倒れて枯れるキビが多くなる」と述べ、適正利用を呼び掛けている。

 地下ダムは、1993年7月に供用を開始した。その後、水の効果が表れ、冬場のハウス野菜や果樹など水利用高収益農業が進展。サトウキビや牧草の収量をも大きく増やした。地下ダムの水は干ばつ対策だけでなく、作物の成長促進のため周年使われるようになった。

 ファームポンド別の使用量は多い順に東山473万㌧、野原岳310万㌧、仲尾峰273万㌧、ピンフ岳225万㌧、ミルク峰56万㌧となった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!