試験運行スタート/「まちなかバス」17日まで
宮古島市の無料のコミュニティーバス「まちなかバス」の実証試験運行が4日からスタートした。17日まで。
運行初日から市民や観光客が「まちなかバス」利用。宮古空港で下車した市内在住の70代女性は「宮古空港で昼食を食べようと思って利用した。平良港から空港までの間にショッピングセンターや宮古病院などにしか止まらないのであたらす市場でも止まれば観光客だけでなくもっと市民が活用すると思う」と述べた。
同バス利用者にはアンケート協力が呼び掛けられ、その結果は生活交通ネットワーク計画の策定に役立てられるほか、今後の市街地コミュニティーバス運行実現の可能性についての判断材料の一つにされる。
市ではこれまでに宮古島本島内の市役所各庁舎と図書館、平良港などを結ぶバスを実証運行させたことはあるが、市街地内で循環運行させるのは今回が初の試みとなる。
「まちなかバス」は、幹線系統である路線バスと接続し、市内の移動を支えるとともに、市街地を循環させることで生活交通の軸となることを想定。市役所平良庁舎を拠点に市街地の病院やスーパー、郵便局など人が集まるスポットや、空港と平良港を結ぶ路線で実証運行を行っている。