紫イモをスイーツに/市農政課が講座開催
ようかん、プリンなどの作り方学ぶ
市農政課主催の「宮古島産紫いもスイーツ講座」が7日午後1時からと同5時からの2回、市働く女性の家(ゆいみなぁ)で開かれた。給食センターや保育所の栄養士や調理師、農家民泊関係者ら合計約50人が参加し、地元産紫イモを使ったスイーツの作り方を学んだ。
同講座は、市が6次産業化に向け取り組んでいる紫イモの消費拡大とブランド化を図ることなどを目的に開催。今回は
寒天やペクチンなど「ゲル化剤」と呼ばれる液体や食品を固める原料などのメーカーである富士商事(東京)の名越恵二氏が、宮古島産紫イモペーストを使ったようかん、プリン、水まんじゅうの作り方を指導した。
ようかん作りでは、ゲル化剤と砂糖を溶かした水に紫イモペーストを加え、ゆっくり加熱しながら混ぜていったものを容器に流し、しばらく置いておくことで冷まし、固めた。
参加者で、高校生民泊を受け入れている仲宗根勝子さん=平良=は「紫イモを使ったようかんを作ったのは今回が初めて。こんなに簡単にできるとは思っていなかった。民泊ではこれまで、高校生にサーターアンダギー作りなどを体験させていたが、今度からは紫イモを使ったスイーツ作りも取り入れたい」と語った。