大漁旗たなびく/きょう「旧正月」
ごちそう供え一年を祈願
きょう10日は、旧暦1月1日に当たる「旧正月」。佐良浜地区では大晦日に当たる9日、漁船に鮮やかな大漁旗を掲げ旧正月に備えた。同地区の各スーパーでは、ごちそうの食材を買い求める買い物客でにぎわった。
旧暦を重んじる佐良浜地区や池間島、久松地区などでは盛大に祝う。漁師らは漁を休み、船に祭っている船霊様や船首・船尾に掲げた大漁旗の下で神酒や海の幸を供える。
全員が手を合わせ、旧年中の航海安全と大漁に感謝し、向こう一年間の海上安全と豊漁を祈願する。この後、酒食の団らんで交流を深める。
旧正月を翌日に控えた9日、佐良浜漁港では漢那竜也さん(36)らが喜翁丸(漢那一浩船長)に大漁旗を高々と掲げた。大漁旗は北風になびき、漁港は祝賀ムードに包まれた。
漢那さんは、妻の景子さんと子供3人そろって両親の家で旧正月を祝うという。「親子3代で絆を深めるのが楽しみ。県青年漁業士の認定証を受けたので、先祖神に報告する」と話した。
一方、佐良浜地区のスーパーでは、珍味の豚みそ煮のパックを普段の3倍以上も作って販売。店主らは、好調な売れ行きに満足そうだった。
新鮮なマグロやカツオ、シイラ、タコ、豚の三枚肉、和菓子など旧正月には欠かせない海の幸や料理の食材が飛ぶように売れていた。
と思うが、それを乗り越えて自分が正しいと思う道に進んで成長してほしい」と呼び掛けた。
卒園者と園児たちは、踊りやウオークラリーを楽しんだり、宮古そばに舌鼓を打つなど楽しい1日を過ごした。
参加した北中1年の親泊尚哉君は「8年ぶりに園を訪れたが、小さい時に頑張って覚えた踊りがとても懐かしかった」と笑顔だった。