11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2013年2月10日(日)9:00

石垣でミャークフツ/八重山在宮古郷友会

初の方言大会盛況


フィナーレでクイチャーを踊る参加者たち=6日、石垣市民会館

フィナーレでクイチャーを踊る参加者たち=6日、石垣市民会館

 生まれ島のミャークフツ(宮古方言)や、伝統文化を次世代に語り継ごうと6日夕、石垣市民会館で初の「ミャークフツ・ブドゥ●(●=スに。)・アーグの夕べ」が開催され盛況を極めた。八重山在宮古郷友会(宮國恵慈会長)が、昨年創立20年を迎えた記念事業の一環として開いた。会場に詰めかけた多くの郷友たちは、独特の宮古方言のイントネーションや言い回しに大爆笑。舞台で繰り広げられる宮古民謡の歌や踊りも堪能した。


 祝辞で石垣市の漢那政弘副市長は「宮古はアララガマ精神があり、団結力が強い。八重山にとっては牽引力となった」と話し、感謝を述べた。

 宮古島市の下地敏彦市長(代読)は「島言葉を忘れたら親も忘れるという言葉があるが、故郷のことを語り継ぐ良い機会にしてほしい」とメッセージを寄せた。

 石垣市の石垣久雄文化協会長や宮古島市文化協会の下地昭五郎副会長は「互いの文化交流につなげたい」とそれぞれ抱負を述べた。

 舞台は2部構成で、第1部は歌と踊り。女性部による舞踊「トウガニアヤグ」で幕開けし「仲立てのミガガマ」「なますぬぐー」と続いた。歌では今村重治さんを中心に「伊良部とうがに」や「家内和合」など、しっとりとした宮古民謡のメドレーで聴衆を魅了した。

 第2部のミャークフツでは、最初に狩俣出身の国仲定夫さんが「移民のころの話」を語り、入植当時の苦労話をジョークを交えながら披露し会場を和ませた。

 平良郷友会の前里寛さんと狩俣健一さんは、方言漫談で宮古のことわざなどをおもしろおかしく紹介した。

 宮古から招待された天久宏さんと来間清典さんは、それぞれ「アズーアズ(味わい深い)」な言い回しで会場を笑いの渦に包み込んだ。

 最後は出演者全員でクイチャーを踊り、故郷の結束を深めた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!