11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2013年2月13日(水)9:00

水使用で念書求める/排水整備変更

伊良部土地改良区の要請で市長


比嘉理事長(左)が下地市長に要請書を手渡した=12日、市役所平良庁舎

比嘉理事長(左)が下地市長に要請書を手渡した=12日、市役所平良庁舎

 伊良部土地改良区の比嘉臣雄理事長は12日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、「伊良部地域のかんがい排水整備Ⅱ型給水栓からⅠ型スプリンクラーへの変更および施設の維持管理費軽減について」要請した。下地市長は、2012年に同地域の農家を対象に実施したアンケート調査を踏まえた上で「農業用水の水使用料を『支払いたくない』という農家がいる。これでは県、国にスプリンクラーへの変更要請はできない。受益農家から『水代は支払う』という念書を取らなければ要請はできない」と指摘した。


 同改良区は、12年1~3月にかけてアンケート調査を実施した。受益農家260戸のうち186戸から回収した。回収率72%。

 アンケート項目のうち、「伊良部島で移動式スプリンクラーを利用した実証展示ほ場を設置しているが、この実証展示ほ場を見たことがあるか」との質問では、130戸が「見たことがない(知らない)」と答えた。

 次いで49戸が「見たことがある」、7戸が「知っているが、見たことはない」とそれぞれ回答した。

 「今後、土地改良事業が進み、安定的に農業用水が供給されるようになった場合、農業用水を使用するに当たり、賦課金(水代)が必要になることは知っているか」との質問では、163戸が「知っている」、21戸が「知らない」と答えた。

 比嘉理事長は「一部の受益農家は、賦課金への認識が低い。早急に啓蒙活動を行い、受益農家が賦課金を支払う意思を示す念書か同意書を取り付けたい」と述べた。

 下地市長は「Ⅰ型スプリンクラーへの変更要請は、今がチャンス。念書か同意書があれば要請活動をしていく」と強調した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!