「青森の雪」に大喜び/久松小児童
青森県八戸市の海上自衛隊八戸基地から海上自衛隊那覇基地に運ばれた「青森の雪」180㌔が14日、日本トランスオーシャン航空(JTA)で那覇空港から宮古空港まで無償で輸送され、久松五勇士会(粟國恒広会長)への寄贈を経て久松小学校(根路銘和子校長)にプレゼントされた。児童286人は、「雪遊び体験活動」の中で宮古では触れることができない雪の感触を味わい、歓
声を上げていた。同校へのプレゼントは昨年に次いで2度目。
宮古空港での引き渡し式で、海自第5航空群司令海将補の大瀬戸功さんは「JTAの無償輸送に感謝でいっぱい。今後とも継続して宮古の子どもたちにプレゼントしたい」と述べた。 JTA宮古支社の大城善信支社長は「宮古の子どもたちは、雪を見る機会が少ない。雪の無償輸送の要望があれば、これからも続けたい」と前向きの奉仕活動を示した。
粟國会長は「海自には無理のお願いで雪の寄贈をしていただいた。子どもたちが今か今かと待っており、子どもたちが雪に触れた時の笑顔をみんなで見守ろう」と話した。
同校に届けられた雪が、運動場に敷かれたブルーシートに広げられたると、子どもたちは手に取って大はしゃぎ。最後は、雪合戦を楽しだ。
根路銘校長は「午後2時現在の気温は、青森県が3度、宮古が22度で温度差は19度。青森県の雪を、思い思いに楽しんでください」と励ました。
児童副会長で5年の古堅瑞樹君は「約束の雪が届いたので、とてもうれしい。雪は思った以上に冷たかった」と感想を話した。