親族そろって墓参りへ/きょうジュウルクニツ
きょう旧暦の1月16日(新暦2月25日)は、「グソー(あの世)の正月」とされるジュウルクニツ。一大行事を前に24日、市内のスーパーは定番食材の豚肉などを買い出す客で混雑した。きょうは、午後から親族そろって墓参りし、先祖を供養する。小、中、高校は午後から授業を休む。市役所の職員は、午前と午後に分けて出勤する。
スーパーでは、豚肉や紅白カマボコ、供え用の果物、小菊、ダイコン、打ち紙などが飛ぶように売れた。
豚肉の売れ行きは、通常の日の4倍。店員らは「豚肉を置いても置いても間に合わない」とうれしい悲鳴を上げていた。
ヤームトゥ(家元)の嫁という女性は、3万円分を買った。ジュウルクニツには、東京からも訪れ約20人の親せきが集う。「1年に一度会って、健康を確かめ合うとほっとする。今年も先祖から健康のユー(恵み)をもらいたい」と笑顔だった。
ジュウルクニツ 後生の正月といわれる年中行事。親族が墓前にそろって先祖を供養する。料理は紅白カマボコや豚肉の煮付け、赤く染めたイカやタコ、タマゴなどが定番。料理を供え、あの世のお金とされる打ち紙を焼き、焼香した後は酒宴となる。