宮古病院が開院へ/6月1日移転作業
3日に外来業務スタート
6月に開院を予定している新宮古病院の建物工事がきょう28日に完了する。同病院の工事日程について県病院事業局県立病院課は「建物工事は28日に完了し、駐車場や病院への通路など外構工事は3月22日に完了を予定している」と説明した。今後、機材などが導入され6月1日に移転作業を行い同3日に外来業務スタートとなる。
今月の主な工事工程は、設備機器の試
運転調整や外構工事となっている。
新宮古病院の建物は6階建てで、延べ床面積は1万9390平方㍍。敷地面積は2万2914平方㍍。建設総事業費は約75億円。
診療科は全20科目で、合計病床数は277床を予定。現在、工事が進められている駐車場のスペースは、現在の240台から100台以上増やした350台分を確保する。
同課のホームページでは病院内部の写真を掲載。正面入り口から入ると中央待合ホールがあり、正面に総合案内、左手に総合受付を配置。総合案内右にはエスカレーターも設置されている。
そのほか、看護師が常駐するナースステーション、4床の病室などの写真も掲載されている。
当初、県は開院を5月に予定していたが、台風や東日本大震災などの影響で約1カ月延びて6月に開院することを昨年末に決定した。
新病院での業務開始に向けては電子カルテの導入など充実した医療サービスの提供に向け、システムも新しくなることから現在、宮古病院では移転に向けた職員の訓練も行っている。