11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2013年3月15日(金)9:00

「うつ」の理解深める/予防講演会

自殺予防の知識学ぶ


講演を熱心に聞く参加者ら=14日、市中央公民館

講演を熱心に聞く参加者ら=14日、市中央公民館

 宮古島市自殺対策緊急強化事業講演会「うつ病に気づき・ささえ・つなぐ~大切な人の命を守る~」(主催・市障がい福祉課)が14日、市中央公民館で県立総合精神保健福祉センターの仲本晴男所長を講師に迎え、行われた。自殺者の中には、うつ病が引き金になっていることが多いため、「うつ」に対する正しい知識と予防などを学び、自殺防止につなげることを目的に実施された。


 講演で仲本さんは「うつ」に関する正しい知識やそのサインと自分が「うつかな」と感じたときの対処法などを分かりやすく説明した。

 さらに「うつ病」と自殺の関係について、うつ病の5~15%は自殺につながる可能性があり、自殺者の45~70%にはうつ病があると説明した。

 加えて「『うつ病』はストレスのため脳が疲れ、心身のエネルギーが枯渇する病気で、著しく生活・社会能力が低下する」と指摘し、正しい対応としては▽プレッシャーをかけるような励まし方はしない▽過剰に励まさずに患者のペースを尊重する▽薬を上手に利用する-などを挙げた。

 うつ病は血液検査やレントゲンなどでは原因が見つけにくい。また眠れない、食欲がない、集中できないなど「うつ病」の中心的な症状は、誰でも短期的に経験しているため「うつ」のサインを見逃してしまうことが多いと指摘した。

 うつ病の中核症状は憂うつな気分、興味・関心の低下があり、これが短期的ではなく2週間以上続くと説明した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!