来年度は22校5856人受入/さるかの会
全体会で心肺蘇生法学ぶ
農家民泊で修学旅行の本土高校生を受け入れているぐすくべグリーンツーリズムさるかの会合同会社は19日、城辺公民館で全体会を開き、2013年度は22校5856人を受け入れる方針を確認した。12年度の反省点も共有したほか、消防職員から心肺蘇生法を学び、受け入れ農家としての資質向上に努めた。
さるかの会の農家は、本土から修学旅行で訪れる高校生を自宅で受け入れている。民泊する高校生に農業を体験させたり、宮古島の観光スポットを案内したりして、滞在期間中は家族のように交流を深める。
全体会では12年度の受け入れにおいて良かった点と悪かった点を確認した。生徒たちの声として▽農家とあまり会話ができなかった▽家族と一緒に食事をしたかった▽農業体験ができなかった-が挙げられ、交流不足が反省点の一つになることを確認した。
新年度受け入れに向けてさるかの会事務局長の松原敬子さんは「受け入れを始めた当時の初心を忘れずにスタートしたい。たとえ100人の生徒を受け入れたとしても、民泊する生徒たちは初めての体験。だからこそ初心を忘れずにやっていきたい」と話した。
全体会後に救命講習会を行った。消防職員から心肺蘇生法とAEDの使用方法を学び、受け入れの際の万が一の状況に備えた。