すっきり空間に整備/市道松原22号
道路改修工事が完了
市(下地敏彦市長)が久松で進めていた市道松原号線道路改修工事がこのほど、地元でフカイ・バーと称する海岸で完了し、すっきりした空間の三差路がお目見えした。総事業費は1631万円。地域住民からは「見通しが良く、交通安全の確保が向上した」と喜ばれている。
久松の自治会は、市に対し、三差路の老朽化した鉄筋コンクリート橋が通行止めになっているとして、早期の復旧工事を要請していた。要請を受け、市は住民との話し合いを繰り返した。その結果、橋を撤去し、橋のそばにあった湿地は埋め立てることにした。
道路改修工事の工期は2013年1月15日~3月25日まで。急カーブは緩やかなカーブに改修され、埋め立て地は環境に配慮した芝生広場に整備した。
三差路の与那覇湾側には防護さくが設けられ、内側に歩道(長さ約35㍍、幅約3㍍)を整備した。歩道からは、同湾で泳ぐ熱帯魚が観察されたりしている。同湾側の壁面の一部は宮古島産の石灰岩で石積みにした。
三差路から与那覇湾に向かって右側の道路は久松漁港に、左側の道路は松原墓地団地、下地地区にそれぞれアクセスしている。
三差路の地下には、既存の暗きょがあり、近くの沈砂池とつながっている。大雨で沈砂池がオーバーフローした場合、水は暗きょを通って与那覇湾に流れる。