地域医療の発展に期待/15日業務開始
耳鼻咽喉科レオクリニック 落成・開院記念パーティ
平良字下里に新しく建設された耳鼻咽喉科レオクリニック(伊志嶺了院長)の落成・開院記念パーティが9日夕、市内のホテルで開かれた。医療界から関係者多数が集い、レオクリニックの発展を祈念した。市民を対象にした内覧会は13日午後2時~同4時まで行い、15日の開院から本格的な医療業務を開始する。
レオクリニックは、診察の予約は受け付けない。患者の待ち環境のストレスを軽
減するため、ゆったりくつろげるロフトスペースを設置した。
3歳未満の子供と70歳以上で重症度の高い患者からできる限り早めに診察する方針。琉球大学、宮古病院などの中核病院や島内のさまざまなクリニックとも連携して対応する。座って撮れる頭頸部CTが設置されており、地域医療の充実強化を図る。
式で、伊志嶺院長は、参加者らに感謝の意を表した上で「本気で開業を考えたのは5年前。自分らしく生き、私の勝負はこれからだ」と決意を新たにした。
前宮古島市長で父の伊志嶺亮さんは、息子の新たな門出を祝福した。
琉球大学医学部耳鼻咽喉科の鈴木幹男教授は「伊志嶺院長は琉球大医学部でも働いたことがあるが、『あいさつが上手』で『明るい人柄』。患者に接した方が上手で、患者の話を聞くのにたけている」と評価した。
その上で「宮古の地域医療に尽くす逸材。琉球大学として今後は全面的にバックアップしていく」強調した。
宮古病院の安谷屋正明院長が乾杯音頭の中で、伊志嶺院長を激励した。宮古地区医師会の池村眞会長は、これからの地域医療の発展に尽力することに期待を込めた。
舞台では、琉球國祭り太鼓宮古支部の力強い演舞やNORIライブが披露され、盛り上げた。
レオクリニック(電話79・0923、ファクス79・0924)。