835人の「誓い」提出/交通安全10自治会
飲酒運転根絶を宣言
各地域で交通安全運動を実施している市内10自治会の代表が24日、宮古島署の宮城英眞署長に、飲酒運転の根絶とシートベルトの確実な着用に向けて、各自治会内で集めた署名と宣言文を提出した。署名は10自治会合わせて835人分。提出した各自治会の代表者らは飲酒運転の根絶に向けて決意を新たにした。
署名活動は春の交通安全運動期間中に実施。「お茶の間訪問」と銘打って4月6日から15日にかけて、池間、狩俣、西原、福嶺、城辺、砂川、西城、上野、佐良浜、伊良部-の10自治会の役員が駐在所と協力して各家庭を訪問し▽酒を飲んだら絶対運転しない▽運転する人には酒を絶対にすすめない▽二日酔い状態になるまで深酒しない▽シートベルトを確実に着用する-などと書かれた宣言文への署名を集めて回った。
宣言文の提出は宮古島署で行われた。宮城署長は「宮古地区では死亡事故1年間ゼロを達成し、今も継続している。これは宮古島市民の誇りだと思う。飲酒運転の根絶は家庭からというのが基本。皆さんが各地域で足を使って個別に訪問し、声を掛けて回ったことは今後の運動の大きな力になる」と話し各自治会の取り組みを高く評価した。
宮古島地区交通安全協会の宮里敏男会長も各自治会の積極的な活動に感謝した上で「二日酔い運転の検挙が増えている。飲酒運転をなくすためにも、これからも身近な人に声を掛け続けてほしい」などと話した。