市休日夜間救急診療所 きょうから診療開始
新宮古病院に併設/市民の利便性向上
新宮古病院に併設された宮古島市休日夜間救急診療所での診療がきょう1日から始まる。31日には下地敏彦市長と藤川栄吉所長が看板を設置し、広く市民に利用を呼び掛けた。同診療所の移転に伴い、休日や夜間の診療は原則として宮古病院の救急ではなく診療所での受診(救急車搬送患者を除く)となる。この際、同所が宮古病院での診療が必要と判断した場合は同病院の救急対応となる。
診療所は事業費4800万円で建設、広さは176平方㍍を確保した。診療科目は内科、小児科、外科。
新宮古病院の建物内にあるため、これまでの診療所より利便性が向上。診療時間は月曜日から土曜日が午後5時から午後11時、日曜日と休日は午後1時から午後11時。入口は病院正面玄関に向かって左方面。
看板の設置式で下地市長は「これまでの診療所は宮古病院と離れていたが、これからは一つの建物の中で診療が行われる」と利用する市民の利便性向上を強調した。その上で「夜間、休日は、まずは診療所を利用してほしい」と話した。
この後、藤川所長とともに看板を設置して診療所の開所を周知し、市民に診療所の利用を呼び掛けた。
市休日夜間救急診療所は1974年4月に宮古救急医療センターとして開設された。2004年には宮古休日夜間救急診療所に名称を変更。05年の合併後、今の名称に変更された。
受診者はほぼ横ばいで推移しており、12年度の受診者は2743人。