大輪の花一気に咲く
一夜限り ドラゴンフルーツ
一夜限り咲くドラゴンフルーツ(サボテン科)の花が1日深夜、平良下里の民家で満開になり、周囲の人たちの目を楽しませた。花の大きさは20㌢~25㌢ほどで、真っ白い花を20個以上咲かせた。
もともとは「ピタヤ」と呼ばれていたが、果皮が龍のうろこにように見えるためにドラゴンフルーツと呼ばれ、今ではその名が有名になった。
栽培している男性(55)によると、4年ほど前に友人から2本の苗をもらい庭先に植えた。水やり以外はこれといった手入れはしないというが「毎年、大輪の花を付けてくれる」と話した。
間引きをしないので、果実の大きさは子供の拳くらいだが「毎年100個ぐらいは収穫する。隣近所にも分けています」と笑顔だった。
果実はビタミンや繊維、ミネラルを含み、トロピカルフルーツとして人気がある。7~11月に掛けて旬を迎える。
数日前から2~3個の花を咲かせており、その後も数十個のつぼみが付いていたことから隣人らは一気に満開になる日を楽しみにしていたという。
近くに住む50代男性は「夜になると連日のように咲いているかどうかを確かめるのが楽しみだった。こんなにたくさんの花が一夜限りというのは残念だが、見られて得した気分」と話した。