社会・全般
2013年6月15日(土)9:00
特殊詐欺を未然防止/宮古島署
郵便局員2人に感謝状
宮古島署(宮城英眞署長)は13日、特殊詐欺を未然に防止したとして、宮古郵便局員の伊良皆卓也さん(34)、武島豊さん(29)に感謝状を贈呈した。
高齢者が現金に代えて有価証券を発行してほしいと郵便局の窓口を訪れたが、2人は高齢者が有価証券に対する知識が乏しかったことなどから不審に思い、取引要領などについて助言した後、警察に通報した。
警察などによると、この高齢者は、国から委託を受けた機関だと名乗る人から電話で、有価証券50万円分を送付するよう指示されたという。
感謝状の贈呈式で宮城署長は「全国的に特殊詐欺事案が増加する中、的確な対応で詐欺事案を見抜き、被害を未然に防止した。いったん振り込まれた現金は戻ってこない。捜査も難しくなる」と述べ、2人の行動をたたえた。
感謝状を受けた伊良皆さんと武島さんは「普段から防犯には意識して取り組んでいる。犯罪を未然に防ぐことができて良かった。金融機関に働く者として今後とも防犯意識を高めていきたい」と話した。
宮古郵便局の仲西正春局長らが同席した。