大物ホンマグロ釣る/神奈川県の山崎夫妻
全長2㍍余、重さ300㌔以上
宮古島北方の沖合でキハダマグロ(重さ1・2㌔)の一尾掛けでホンマグロを狙っていた山崎敏夫さん(65)と妻の並子さん(65)が16日午前、全長2㍍余、重さ300㌔余、最大胴回り約2㍍の大物ホンマグロ(クロマグロ)を釣り上げた。特製の竿とリールを使用し、1時間30分の格闘の末、船内に取り組んだ。
神奈川県横浜市に住む夫妻は一昨年から宮古島の沖合でホンマグロを狙うために沖釣りに挑戦している。
この日は、宮古島漁協所属の海宝丸(8・5㌧、仲宗根正行船長)に乗り込んだ。北方沖合のパヤオ(浮き魚礁)周辺で釣り糸を垂れた。午前9時30分ごろ、強烈な引きでヒット。
敏夫さんは「『ホンマグロが来た』」と感じた。後は妻と力を合わせ、ファイトで格闘した」と興奮冷めやらぬ口調で振り返る。
ホンマグロの販売はしない。夫妻は、本土で麻雀チェーン店を経営しており、解体したホンマグロは各店舗に輸送し客に振る舞うことにしている。
同漁協のコンテナから引き揚げられたホンマグロが巨体を現すと、見守っていた市民から感動の声が上がっていた。