指差し呼称で労災ゼロ誓う/宮古地区安全大会
100人余参加し意識高める
「高めよう 一人ひとりの安全意識 みんなの力でゼロ災害」をスローガンに掲げた宮古地区安全大会(主催・県労働基準協会宮古支部など)が27日、市中央公民館で開かれた。参加者100人余は、労働災害防止の重要性についての認識をさらに深め、労使が協調して、安全活動を着実に実行し「安全文化」を定着させるなどの内容を盛り込んだ大会宣言を採択。指差し呼称で労働災害ゼロを誓った。
産業界での自主的な労働災害防止活動を推進し、広く一般市民の安全意識の高揚と安全活動の定着を図るのが目的。
主催者を代表して県労働基準協会宮古支部の友利寛忠支部長は「私たちは今大会を一つの契機として事業主と働く者が一体となって、自主的に労働災害防止活動に取り組み、宮古島からゼロ災害を目指して頑張ろう」と訴えた。
同監督署の南隆功署長が「2013年度全国安全週間の実施要綱および12年労働災害発生状況について」と題して説明した。
この中で「宮古地区の休業4日以上の死傷災害は、近年30件前後で推移しており、12年の死傷災害は、27件で前年比2件増加となり、死亡災害は3年ぶりゼロとなった」と述べ、今後ともゼロを達成するよう促した。
また、同監督署の乾孝行監督官が「第12次労働災害防止計画について」説明。下地啓義さん(紗慕里果樹園代表)が「挑戦つづける私の人生~暴走老人のたわごと~」と題し特別講演を行った。
第86回全国安全週間は7月1~7日までで、その週間に向けての準備期間は6月1~30日まで。