農作物の盗難予防を/就農青年らがパトロール出発式
「2013年度農業生産に係る一斉防犯パトロール」(主催・宮古地区就農青年クラブ連絡協議会)の出発式が3日、県宮古合同庁舎玄関前で開かれた。同協議会や宮古島警察署、宮古地区防犯協会のメンバーらが参加。農作物盗難被害が発生しない、安心して農業生産に取り組める環境の確立を目指し、協力してパトロールに取り組むことを確認した。
マンゴーの収穫が本格化する時期に毎年、実施されている同パトロール。出発式で同協議会の宮平浩幸会長は、今年すでに農業関連での盗難事件が5件発生していることを報告するとともに「高級品のマンゴーは少ない数でも大きな被害となる。盗難を未然に防ぐため、協力してパトロールを行いたい」と呼び掛けた。
宮古島署の砂川久義生活安全課長は「皆さんと協力して被害防止と犯人検挙に取り組みたい」、防犯協会の前川尚誼会長は「農家が丹精込めて育てた作物が盗難に遭わないようパトロールに取り組もう」とあいさつした。
宮古農林水産振興センター農業改良普及課の松尾安人課長が激励の言葉を述べたほか、最後は全員で「ガンバロウ三唱」を行った。
パトロールは今後も定期的に実施される。