9団体に補助金交付/平良地域づくり支援事業
平良地区で地域活性化事業に取り組む団体の活動に対し市が補助金を交付する「市地域づくり支援事業(公募型)」の13年度分について審査の結果、9団体の事業が採択された。その補助金交付決定式が16日、市役所平良庁舎で行われ、9団体の代表や関係者らが長濱政治副市長から交付決定通知書を受け取った。
同事業は、市町村合併前の旧市町村地区で地域づくり協議会を持たない平良地区で、地域の個性、資源などを活かした地域活性化や地域づくりを推進する団体を公募し、採択された事業に補助金を交付し、活動を支援するもの。今回は16団体から申請があり、審査委員会による審査の結果、9団体の事業が採択された。総事業費は300万円で1団体への補助上限は50万円。
交付決定式で各団体に通知書を手渡した長濱副市長は「皆さんが地域の活性化に大きく貢献していることは心強い限り。地域を盛り上げる皆さんの頑張りに期待している」と激励。交付決定団体を代表して、宮古島まちなか活性化推進委員会の砂川淳一代表は「補助金の重さを感じている。目的を達成するために活用し、地域が活性できる取り組みをどんどん行っていきたい」と抱負を語った。
事業採択された団体名(代表者名、補助金交付額)と主な事業内容は次の通り。
▽宮古島まちなか活性化推進委員会(砂川淳一代表、50万円)=公設市場の多機能型商業施設化を目指しイベントなどを開催
▽宮古島マリンリゾート協同組合(木村浩之代表、20万6000円)=中高生を対象に宮古島海域の環境学習体験を実施し、自然環境保護意識を高める
▽宮古方言を広める会(佐渡山力代表、10万2000円)=方言についてアンケート調査を行い現状を把握し、普及に努める
▽ミャーク思いの会(竹井太代表、45万円)=「ミャークフツカラオケ大会」を開催し、衰退しつつある方言の継承に努める
▽大神・島尻婦人会(島尻陽子代表、22万2000円)=大神と島尻の交流をよみがえらせるためにシンポジウムなどを開催
▽山中喜会(伊良皆哲夫代表、40万円)=山中地区の残地や里道などに植栽を行い地域の緑化を推進
▽腰原自治会(宮平清徳代表、31万7000円)=腰原公民館を中心に自治会、婦人会、青年会で連携して地域を花いっぱいにする
▽癒やしのイルミ会(当真篤代表、47万3000円)=市民運動実践協議会グレイシャス部会と連携しクリスマスイルミネーションなどを実施
▽鏡原青年会(上原強史代表、33万円)=鏡原地域の防災訓練を実施、併せてレクレーションも行い連帯感や絆を深める