国立劇場おきなわ出演決定/荷川取クイチャー
市文化協会の大城裕子会長らは26日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね、県文化協会が今年9月28日に国立劇場おきなわ大劇場で開催する伝統芸能公演「特選 沖縄の伝統芸能」の出演5団体の一つに、宮古島の荷川取クイチャー保存会(与那覇秀夫会長)が選定されたことを報告した。
与那覇会長、市文化協会芸能祭の部会長でクイチャーフェスティバル事務局長を務める粟国和伸氏とともに副市長室を訪れた大城会長は、県から「地域の伝統文化継承支援事業」の委託を受けた県文化協会から、伝統芸能公演への出演団体の推薦依頼を受けた市文化協会が荷川取クイチャー保存会を推薦した結果、出演5団体の一つに選定されたことを報告した。
与那覇会長は、同公演出演に向け、青年会にも参加を呼び掛け30人規模で出演する方針を説明。「国立劇場は夢の舞台。これを機に、若い人に荷川取クイチャーを引き継いでいきたい」と抱負を語った。
長濱副市長は国立劇場出演決定を祝うとともに「クイチャーは民衆の力強さが表れている県内のどこにもない踊り。踊りの型がありわかりやすいところも良い」と語った。
今回が初開催となる同公演には荷川取クイチャー保存会のほか、名護市、読谷村、那覇市、八重瀬町からの出演を予定している。